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対談《鈴木邦男のオンラインで語ろう》

死刑囚を描いたマンガ作品に共感

ゲスト 松本麗華さん(心理カウンセラー)




心理学で救われた

鈴木  一連の報道の中で、二人が写っても、お姉さんは顔にモザイクかかってますね。


松本  というより、私は出していいですよ、ってことですね。



鈴木  麗華さんは本も出している(『止まった時計』2015年)し、覚悟があるんですね。


松本  覚悟というより諦めたってことですね(微苦笑)。黙ってたら、今ごろ私、アレフの幹部ですよ。 こうやって、お話する機会も頂けてるので、「麗華さんの話聞いてたら、報道は違うよね」と思ってくれる人もいますけど、私が顔を隠したりモザイクをかけたり、名前も出さないでしゃべってたら、 「そうは言うけど、やっぱり彼女はアレフの人でしょ」ってイメージにどうしてもなっちゃう。こういう形でしか、生きる道がなかったですよね。



鈴木  普通だったら、ぐれちゃって、右翼になるか――


松本  右翼、受け入れてくれますかぁ?(笑)



鈴木  それなのにヤケにもならないで。


松本  ヤケになる余裕もないんですよ。ヤケになりたい!



鈴木  えらいなぁ。それは心理学を大学でやったことと関係あるんでしょ。


松本  心理学を学んだから本も書けたと思いますし、社会で起こってることを比較的冷静に見られたと思います。



人生相談、始めました

鈴木  今度、人生相談を始めるそうですね。


松本  そうなんです。もう公開されています。

皓星社Web連載「松本麗華のお悩み相談室」
http://www.libro-koseisha.co.jp/webcolumn/rika-onayami-0/



鈴木  1回目のお悩み相談は、実際に出版社の女性編集者が、麗華さんにプライベートで相談したことだとか。


松本  はい。会社の部下の方についてのご相談でした。



鈴木  麗華さんの回答に、彼女が本当に助かったそうで


松本  その時の質問も、その経過も、素晴らしい文章で載せてくださって。晴山さんとおっしゃる、私より少し若い女性なんですが、素晴らしいと思いました。本当にありがたいです。



鈴木  ええ、それ読みたい! 俺の人生相談も聞いてくれるかな。


松本  怖い質問は無しにしてくださいね(笑)



(2018年4月13日/写真=平早勉)


《プロフィール》

松本麗華(まつもと・りか)

オウム真理教の創設者である麻原彰晃の3女として生まれる。小・中学校は義務教育の就学拒否にあい通うことができず、通信制の高校で単位を取得。 文教大学臨床心理学科を卒業。2015年には著書『止まった時計』(講談社)を刊行。 さまざまな言説にさらされながら、執筆・講演活動を続け、心理カウンセラーとしても徐々に活動域を広げている。 日本産業カウンセラー協会、日本人間性心理学会所属。



鈴木 邦男(すずき・くにお)


作家・元「一水会」顧問。1943年福島県郡山市生まれ。72年に新右翼団体・一水会を結成。著書に『憲法が危ない!』『天皇陛下の味方です』『言論 の覚悟 脱右翼篇』『〈愛国心〉に気をつけろ!』、『憂国論 戦後日本の欺瞞を撃つ』(白井聡と共著)、『現代用語の基礎知識 臨時増刊/ニュース解体新書』にも執筆。